お昼過ぎ。地下鉄のホームにてアーティストのレナ・スネギレヴァとの待ち合わせ。携帯はないし、込み合う地下鉄構内でちゃんと会えるか心配だったけど、旦那さんのラ(変わった名前…)とともに現れたふたりは、笑顔で声を掛けてくれた。地下鉄内のロシア人たちは皆一様にむすっとして見えるけど、やっぱり知り合いなどに会う時は別なんだよな、とかぼんやり思った。きっと寒い気温がむすっとした顔にさせるだけだ。きっとそうだ。挨拶もそこそこにこっちから出ようと地下鉄内をさっそうと手引きするラに続いて地上へ。知らない街もこうして現地の人と歩けばなんにも心配がいらないし、地元の人のような顔で歩けるから好きだ。寒さは変わらずとも心は一人の時と比べて20℃くらいはあたたかい。
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