ニース・ヴィル駅からトラムに乗ってGaribaldi駅で降り、15分ほどでニース・フェリー港へ。Wifiが嬉しい。グミとレモンジュースを買って巨大なフェリーへ。しばらくデッキに出て海を眺めていたけれど、恐怖を感じるほどの強風に怯えて中へ。心地良いソファーに横たわっているうちに5時間はあっという間に過ぎた。途中で目覚めてコルシカ島での撮影スケッチを済ませるなど。コルシカ島に到着するころには日は落ちて真っ暗に。バスチア港に降りるとパリでの広告撮影の仕事を終えた足で迎えにきてくれた、fotograficasaオーナーのパスカルさんが待っていてくれた。彼の運転するトヨタLAV4(懐かしい!)に乗って写真や仕事、コルシカ島について話しているうちにレジデンスへ到着。奥さんと16年前に購入したという18世紀頃に建てられた邸宅らしい。朝が楽しみだ。
Read MorePreparing for diving in Nice.
ニースでは、水中撮影のための準備を整える。カメラはNikon1 AW1と迷ったあげく結局Go Pro4 Silverに。ワイドすぎるレンズが気になるけれど、今後の活動を考えての選択。記憶力の乏しい僕にとって、取材でのレコーディングはかなり大事。今まで使ってたEOS60Dに代わって活躍してくれそう。とりあえずダイビング用に頭に取り付けることができるヘッドストラップを合わせて購入。あらゆる撮影状況に対応した周辺エキップメントの豊富さに感心する。ニースでは、Gale de Nice Ville(ニース・ヴィル駅)から伸びるトラムの走るジャン・メンドウサン通りから一本入った便利な場所にあるHostel Pastoralに泊まった。スタッフも良いし、何しろきめ細かな掃除が行き届いていて気に入った。朝食にでる黄色くて甘い食パンにはまってしまった。あと、ホステルを出て左手すぐにあるケバブ店も安くてうまい…
Read MoreColombo, Sri Lanka – Nice, France
スリランカ・コロンボ バンダラナイケ国際空港から成田に向かう妻の飛行機が0時に飛び立った。その2時間後、僕の乗る飛行機は、ロンドン・ヒースロー空港でのトランジットを経てフランス・ニースへ到着。ここでモロッコ旅行以来のロストラゲッジ。ラゲッジクレイムカウンターでの手続き中、係の女性たちに飼われているスズメに和む。カウンターに放されて餌をついばんでるなんて。そんな些細なことでニースはいい街なのかもしれないなどと気分が少し上向く。どうせすぐに見つかるし、あの思いリュックを宿まで届けてくれのだからまぁ良い。こじんまりとした静かな空港から外に出ると想像以上の寒さに震える。バスが数台停車していたのでセントロへ向かいそうなバスに乗り込む。地中海沿いを走るバスの車窓から見えた海の青さはこのさき忘れることはなさそうと思えるほどの美しさ。曇っていてこの色だなんて、きっとビーチは貝殻か石なんだろう。市街地でバス…
Read MoreThe Dome of the Rock
昨日の雨が嘘のようにあがった日。エルサレムに滞在して一週間になるのに一番の見所に行っていない。宿に一番近い一番の見所に。何してんだか。雨上がりの晴天が一番きれいで写真を撮りたくなる。空も青くて空気がスッキリしてるし何しろ気持ちがよい。早起きして良かった。観光客が押し寄せる前に行けて良かった。
Read MoreLittle brothers running their small cafe.
写欲も失せる雨続きのエルサレム旧市街。靴は乾かないし、とにかく寒い。いつもとは違う路地を彷徨うように、やみくもに、熱心な客引きに一片の隙も見せず歩き続けると“espresso”のサイン。ここ一週間は、宿にあるスパイスの効いた粉っぽいアラビックコーヒーしか口にできてなかったので嬉々として注文。ネスカフェじゃなくて、エスプレッソねと。妻はコーヒーを飲むと原因不明の頭痛が起こるので、ごめん僕だけいただきます。写真には写ってないけど、もう一人お兄さんがいて兄妹三人で営む畳一畳ほどのカフェ。中東で一番うまいコーヒーを出す店。
Read MoreStudio Visit: Lena Snegireva in Moscow, Russia.
お昼過ぎ。地下鉄のホームにてアーティストのレナ・スネギレヴァとの待ち合わせ。携帯はないし、込み合う地下鉄構内でちゃんと会えるか心配だったけど、旦那さんのラ(変わった名前…)とともに現れたふたりは、笑顔で声を掛けてくれた。地下鉄内のロシア人たちは皆一様にむすっとして見えるけど、やっぱり知り合いなどに会う時は別なんだよな、とかぼんやり思った。きっと寒い気温がむすっとした顔にさせるだけだ。きっとそうだ。挨拶もそこそこにこっちから出ようと地下鉄内をさっそうと手引きするラに続いて地上へ。知らない街もこうして現地の人と歩けばなんにも心配がいらないし、地元の人のような顔で歩けるから好きだ。寒さは変わらずとも心は一人の時と比べて20℃くらいはあたたかい。
Read MoreWalking around Moscow.
6:00起床。ヘッドライトでベッドを照らして、錦糸町のユニクロで買い込んだヒートテックやあったかパンツやネックウォーマーなどで冷気が入る隙間を与えぬよう厳重に着込む。足元は雪国用のブーツ。ドミトリーの中は暖房がしっかり効いてるからニット帽からは汗がたれる。昨日の夜買ったリンゴとエナジーバーのようなものをカメラリュックに忍ばせていよいよモスクワの街へ繰り出す。まだ暗いし人もまばら。氷点下10℃の通りはあまりに寒すぎるので人の後につづいて地下道へ潜る。鳩が暖をとっている。早くから店を開けているパン屋があったのでふやふやしたあったかいピロシキと甘いパイナップルジュースを朝食用に。立ち止まると凍りそうなので歩きながら食べ、とにもかくにも聖ワシーリー寺院のあるクレムリンへ向かう。ドミトリーからは歩いて15分といった距離。何ブロックを歩いたか、左手にそびえるビルの狭間から、何度も何度もTVや雑誌で目に…
Read MoreArrived in Moscow, Russia
11月27日13:05ようやくモスクワへ到着。イスタンブールからの道程を思うとようやくと言ってしまっても良いでしょう。東京でのビザ取得ための面倒なタスクをちゃんとこなせた自分にちょっと驚いたり。いやしかし、本当の“仕事”はここから。そう今回は仕事できたんだよ。いつものお気楽な渡航とは責任が違うのだよと、脳裏によぎる自分史上のベストを尽くしてもなお足りぬほどの責務に潰れそう。ホステルに続く無関心なモスクワの寂しい街並は氷点下。無関心なレセプションの太って不潔な兄ちゃんはピザ片手にPES、一瞥もくれぬカウチのゲストたち。強くあらねばっ!まずはベッドにシーツを敷こう。今は睡眠だけが友よ。
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