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Studio Journal knock

Journal

〈 写真展 〉Ephemeral Paradise

08/12/2019

  〈写真展開催のお知らせ〉 8月15日(月)より、東京・吉祥寺にある書店〈book obscura〉にて「Studio Journal Knock」7冊目となる最新号「Ephemeral Paradise(エフェメラル・パラダイス)」の発売に合わせた、リリース・エキシビションを開催します。 8月18日(日)にはオープニングレセプションを開催いたしますので、皆さまお誘い合わせのうえ是非ご来店下さいませ。 *一般発売に先がけbook obscura店頭に新刊が並びます。一足早く最新号を手にとっていただる機会です。 /////開催概要///// タイトル:Studio Journal Knock 7 “Ephemeral Paradise” 期間:2019年8月15日(木)~9月9日(月) 12:00-20:00 ※火曜・水曜日は定休日 bookobscura “Ephemeral …

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〈 Issue 7 〉North Africa:旅の準備

02/24/2019

いよいよ3月から、Studio Journal Knock 新刊に向けた取材の旅が始まります。〈Issue7 〉North Africa(仮)では、美しい地中海のコーストラインを旅しながら、北アフリカの国々で活動する若いアーティストたちを訪ねます。出発を来週に控え、現在は各国のアーティストたちに取材オファーをしたり、機材やカメラバッグにあれこれ迷ったり、ビザの申請に戸惑ったり…。1ヶ月に及ぶアフリカ旅を前にバタバタと焦りながらも準備を行なっています。今回は相棒である妻は日本で留守番ということで久々のひとり旅。時間と精神的余力のある限り、このblogやInstagram(@knock_magazine)で旅の様子をお伝えしていこうと思います。ぜひお付き合いいただけると嬉しいです。では! I am so excited to announce that I am finally beginni…

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Murmansk – Teriberka

10/20/2017

妻の体調も戻り、ムルマンスクでの撮影も終わったところで「せっかく北の果てまで来たのだから、北極海を見てみたい」。そんな考えが頭をよぎってしまった。向かった先はムルマンスクから北東へ130km、コラ半島北端にある小さな村チェルベルカ。古くは1523年にロシア人入植者が目撃されているそうだが、正式にはバレンツ海を望むムルマン沿岸地域への入植が活発化した1860年代に、多くの人々が住み着いたとされる最果ての地。19世紀後半になって、今もその名残を微かに残す教会や灯台、気象台、大規模な家屋などが建設され本格的な開発がなされている。映画「Leviathan/裁かれるは善人のみ」のロケ地に選ばれたというチェルベルカの荒廃的風景は、きっと人によってはたまらなく郷愁を誘うだろう。開発当時に建設された多くの建造物は倒壊・腐食し、そこらじゅうに打ち捨てられている。幾つか新しく建築されたアパートや家々があるもの…

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Into the Arctic circle

09/29/2017

ロシアの北の果てを目指して、まずその経由地としてモスクワから北へ2000kmのところに位置するムルマンスクへ到着した。モスクワからサンクトペテルブルクまでの寝台列車で7時間、そしてそこからムルマンスクまで27時間かかった。地図上では北極圏に位置するムルマンスクではあるが、降雪もまだ先の予報でやや肩透かしを食らってしまうほど暖かい。温暖な大西洋海流が流れ込む影響で、真冬でも零下15℃程度を下回ることのないムルマンスクの港はロシアにとって数少ない重要な不凍港のひとつで、ソビエト連邦時代から軍の要衝として位置付けられる。冷戦期には海軍の潜水艦の基地として、ソ連崩壊の後もロシア海軍の北方艦隊、原子力潜水艦の基地として北極圏における重要な軍港なのだという。最近では石炭輸出の拠点でもあり、高台から見下ろす港には列車で運ばれてきた石炭を昼夜クレーンで大きな船へ詰め替える様子が伺える。北極圏最大の都市であ…

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New Journey

09/22/2017

Studio Journal knock東欧編の取材がいよいよスタート。その出発点としてまずはロシアはモスクワへ到着しました。一ヶ月ほどフィリピンはガパオで語学留学中だった妻のマミともシェレメーチエヴォ国際空港で無事に合流です。夫婦とはいえ久しぶりすぎて嬉し恥ずかしなんだかギクシャクしてしまいます。これは以前ぼくらがイスタンブール滞在中に、ぼくだけモスクワでの撮影のため2週間ほど留守にしたあと、再会したときの印象と一緒。そんな時、羽を伸ばしてるのはだいたい彼女の方で、一回りたくましくなっているのが不思議です。今回も日々英語生活に浸っていた彼女はなんだか自信に満ちていてなんとも頼もしい。さて取材開始とはいえ、長い旅です。今後の計画を立てながら、まずはロシア料理も食べたいし気になる場所にも行ってみたいということで、ここ二三日は観光に集中することにしました。こんなこと前回の旅ではなかったように思…

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Studio Visit: Cintia Cris

04/27/2015

Cintia Cris

僕らはタクシーをチャーターし、歌声をたどるように ラウロ・ジ・フレイタス市アレイア・ブランカ地区という郊外までやってきた。 サルヴァドール市街地から幹線道路を東へ15キロほど走った所にある小さな村だ。 いかにも南米らしい鮮やかな鳥たちが歌うペットショップの前で待っていると 二人乗りのスクーターが突然現れて目の前に止まった。 「ムイート・プラゼール、アミーゴス!」 瑞々しい果実のようなキスで僕らを迎えてくれた美しい女性こそが 宿のテラスで聴いた歌声の持ち主、シンチア・クリスだった。 シンチアにとって初めての舞台となったのは、サルヴァドール・イタプアにある公立学校のステージだった。8歳の時のこと。「父が真剣な表情でお前には才能がある、と何度も何度も褒めてくれたのを覚えてる」。それ以来、シンチアの家にはキーボード、打楽器やバイオリンなど様々な楽器が増えていった。「特に嬉しかったのがマイクとギター…

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Studio Visit: Jorginho do Pandeiro

04/27/2015

Jorginho do Pandeiro

リオ・デ・ジャネイロ南部、ポン・ジ・アスーカルの麓に ブラジル最古のポピュラー音楽、ショーロ専門の音楽学校がある。 週に一度、土曜日に開講される「エスコーラ・デ・ムジカ」には 老若男女様々な人が集まり、真剣な面持ちで楽器と向き合っている。 僕はバスに乗り、ブラジルの伝統音楽が脈々と受け継がれる 早朝のリオ州立大学へ向かった。 1964年の結成からショーロ黄金時代を駆け抜け、今もなお活動を続けるエポカ・ヂ・オウロという名門楽団がある。その中心で指揮者のごとくパンデイロを叩くのが、生きる伝説と呼ばれるジョルジーニョ・ド・パンデイロだ。その息子セルシーニョ・シルバ、そして孫のエドゥアルド・ネヴィスは親子孫三代で教壇に立ち、ミュージシャン達の熱心な眼差しと向き合っている。 Located at the base of Pão de Açúcar in southern Rio de Janeiro…

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Studio Visit: Tercio Ribeiro

04/27/2015

Tercio Ribeiro

リオ・デ・ジャネイロ中心地にある小高い丘サンタテレーザで カヴァキーニョ(ブラジルの弦楽器)工房を営むテルシオ・ヒベイロ。 6年前、国立病院に勤務する医師から転向し、ルチエ(楽器職人)として新たな人生を歩み始めた。 テルシオの作る美しいカヴァキーニョの音色は瞬く間にリオのミュージシャンから支持を集めた。 現在はリオ随一の人気ルチエとして活動する傍ら、 再び医師としてパラチーという貧しい町へ週に3回の訪問診療を行っている。 訪問診療のために通う町パラチーは、ふたりがハネムーンで滞在した思い出の場所。 医療の行き届かない貧しい地域に住む子供たちと話をするうちに、 彼らの声を集めたドキュメンタリーフィルムを制作することを計画するようになったというテルシオ。 新たな分野へ挑戦することに恐れはないのだろうか? 彼は、僕の問いにこう答えた。 「医師として、ルチエとして、世の中を少しでも良くするチャンス…

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Studio Visit: Ernesto Oliva Rodríguez

04/27/2015

Ernesto Oliva Rodríguez

1924年に結成、90年の歴史を持つ老舗ソンバンド「セプテート・ティピコ・デ・ソネス」。 ハバナ市街地の目抜き通りを歩けば、強烈に郷愁を誘う彼らの演奏が聴こえてくる。 甘く気怠いトランペット、軽快なマラカスとボンゴが客の体を揺すり、 高音のソロがファニカとチャンチャンのお遊びをもの悲しげに歌い上げる。 バンドのオリジナル曲よりも知名度の高い名曲の演奏を終えた男はゆっくりと椅子に腰掛け言った。 「9歳の頃から色んな人の歌を歌っているからね。どの曲も自分たちの曲に思えるよ」。 今年で92歳になるエルネストは、休憩中にも関わらず彼らのオリジナル曲を少しだけ弾いてくれた。 「ブエナ・ムジカ!」良い曲ですね。僕が言うと首を横に振った。 「まだまだだよ。あと何十年かしたら良い曲になるだろうがね」と笑った。 Found in 1924, son band “Septeto Tipico de Sones…

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